大切にしたい年賀状たち

私が初めて年賀状をもらったのは、小学生の時でした。

仲良しの友人とは「年賀状を送り合おうね!」と約束しており、もちろん友人からもらう年賀状も嬉しいものでしたが、普段はあまり話したことのないクラスメイトからの年賀状も、仲間だと認めてもらえたような気がして嬉しかったのを今でもはっきりと覚えています。

特に印象に残ったのが、手書きのイラストがたくさん描かれている年賀状です。
その年の干支のイラストに加え、私の似顔絵まで描いてくれていました。
小学生が描く絵なので、上手いとは言えないイラストだったかもしれませんが、時間を割いて描いてくれたことに感動しました。

大人になってからもらう年賀状では、年賀状を通して数年ぶりに連絡をとれた友人もいました。
地元を離れずっと会えていない友人も結婚し子供も生まれ、毎年家族の写真も載せてくれているので、年賀状が友人の子供たちの成長を知れるひとつの手段にもなっています。
ペットの写真などもとても可愛く、ほんわかした気持ちになれます。

また、癌で亡くなった幼なじみのお母様からの年賀状も、私が大切にしている物のひとつです。
毎年年賀状の交換をしていましたが、ある年闘病中の写真の載った年賀状が届き、それが最後の年賀状となってしまいました。
今でもその年賀状を見ると悲しい気持ちになりますが、年賀状がなければこうしてお互いの近況を知ることもなかったと思うので、良かったと感じています。

近年はメールやLINEなどの普及で、年賀状を出す人も減っていると聞きます。
ですがもらった時に温かみを感じるのは、やはり年賀状だと思います。
私はこれからも年賀状を書き続けたいですし、毎年年末になるとどんな年賀状が届くのか楽しみになるということも変わらないと思います。