時間があったら会おうねという社交辞令

私が毎年やりとりしているものは、そのほとんどが学生時代からの友人との年賀状です。
そんな友人たちとは休みの日に会ったり遊びに行ったりとすることが多いので、年賀状は互いの近況報告というほどのものでもありません。
ですがいくら普段顔を会わせていても年賀状は一年の最初の挨拶として必要なものだと思うので、ずっとやりとりしていくことでしょう。

ですが中には仕事の都合で県外に引っ越してしまい、そう頻繁に会えなくなった友人も数人います。
そしてそんな普段会えない友人からの年賀状というのは特別嬉しいものです。
たまにあいつ今頃何やってんだろなどと気になることもあるため、年賀状で近況報告があるとそれを見ながら顔が綻んでしまう私です。

こうした普段会えない友人からの年賀状は大体近況報告と時間があったら、近いうちに会いたいねと言うものです。
それが実現することもあれば、残念ながらなかなか時間が合わず、実現しないこともあるのですが、社交辞令ではなく本音でお互いやりとりしているので、会いたいと一言添えてくれるのはとても嬉しいし、そんな友人を持てたことをありがたいなとしみじみ思います。

もちろん私自身も友人に年賀状を送るときには本音で会いたいことを伝えますし、ゆっくりどこかへ遊びに行ったり、食事をしたりしたいものだねと一言必ず添えます。

そんな普段は頻繁に会えない友人から受け取る年賀状を毎年楽しみにしている私なので、元旦になると早く年賀状が届かないかと待ちわびてしまいます。
小さなはがきなので、それほど長々と文章を書けるわけではありませんが、たとえ一言でもその短い文章の中に気持ちが篭っていることははっきり分かります。
そしてまた私が書く年賀状にも一筆一筆心を込めて書くようにしています。

入院中のひそかな楽しみ

私が以前、年末年始入院していたため家に帰れなかった時のお話です。
『年末年始を病院で過ごすのか』そんな風に憂鬱な気持ちで過ごしていた年がありました。
その年に普段書かないのですが、暇だし年賀状書いてみようと思いました。
ネットは使えなかったのでネット注文ではなく、家族にいくつかの印刷依頼のパンフレットを貰ってきてもらって自分が気に入った年賀状を見つけて注文しました。
早速綺麗な年賀状が手元に届きまして無理ができない状態だったので1日3枚ぐらいずつ、ゆっくりと時間をかけて全て手書きで書きました。
仕事で無理した結果体調崩しましたので、友人や知人のことについて何年も考える時間も心の余裕もなかったのですが、一人一人手書きで書いていると一人一人の顔を思い浮かんできて「あんなことや、こんなことがあったな」と思い出を振り返る機会にもなりました。
時間はかかりましたか全て書き終えて家族に出してもらい、年明け自宅に届いた年賀状を病室まで届けてもらいました。
それを見ると友人や元仕事の仲間や上司など、色々な方から返事が来ていて大変勇気をもらいました。
普段用事がないのに電話やメールはしないものですから、はありますが何年か連絡とってない人もいたので嬉しかったです。
私が生きてきた中で繋がりのあった人たちと年賀状を交わすことで、自分も励みになりましたし皆元気にしているんだなという安心感を持つこともできました。
この年以来、私は毎年年賀状を書くようにしました。
年に一度でも、こうして互いの様子を知らせ合うことで「繋がっているんだ」という気持ちになります。
友人たちも皆結婚して子供がいますし、遠方でなかなか会えない友人達の懐かしい文字を見るたびに心が温まりますね。
最近は年賀状を書く人が減ったと聞きますが、私は年賀状の素晴らしさを周りにオススメしたい内の一人です。