入院中のひそかな楽しみ

私が以前、年末年始入院していたため家に帰れなかった時のお話です。
『年末年始を病院で過ごすのか』そんな風に憂鬱な気持ちで過ごしていた年がありました。
その年に普段書かないのですが、暇だし年賀状書いてみようと思いました。
ネットは使えなかったのでネット注文ではなく、家族にいくつかの印刷依頼のパンフレットを貰ってきてもらって自分が気に入った年賀状を見つけて注文しました。
早速綺麗な年賀状が手元に届きまして無理ができない状態だったので1日3枚ぐらいずつ、ゆっくりと時間をかけて全て手書きで書きました。
仕事で無理した結果体調崩しましたので、友人や知人のことについて何年も考える時間も心の余裕もなかったのですが、一人一人手書きで書いていると一人一人の顔を思い浮かんできて「あんなことや、こんなことがあったな」と思い出を振り返る機会にもなりました。
時間はかかりましたか全て書き終えて家族に出してもらい、年明け自宅に届いた年賀状を病室まで届けてもらいました。
それを見ると友人や元仕事の仲間や上司など、色々な方から返事が来ていて大変勇気をもらいました。
普段用事がないのに電話やメールはしないものですから、はありますが何年か連絡とってない人もいたので嬉しかったです。
私が生きてきた中で繋がりのあった人たちと年賀状を交わすことで、自分も励みになりましたし皆元気にしているんだなという安心感を持つこともできました。
この年以来、私は毎年年賀状を書くようにしました。
年に一度でも、こうして互いの様子を知らせ合うことで「繋がっているんだ」という気持ちになります。
友人たちも皆結婚して子供がいますし、遠方でなかなか会えない友人達の懐かしい文字を見るたびに心が温まりますね。
最近は年賀状を書く人が減ったと聞きますが、私は年賀状の素晴らしさを周りにオススメしたい内の一人です。

結婚の年賀状と子供の年賀状

日頃、ほとんど連絡しない友人とも年賀状のやり取りはしています。
その時々の友人の生活がわかるので毎年楽しくみています。

20代後半は結婚報告の年賀状が多かったです。
みなウエディングドレスをきて楽しそうにしていました。
新婚旅行や結婚式の幸せそうな写真付き年賀状で華やかだった印象があります。
独身の私は年賀状をみて少し嫌な気分になったことを覚えています。

しかし、30代になってからは全体的に地味になりました。
子供が生まれた友人は毎年子供の写真、特に多いのが子供のドアップと派手目の年賀状ですが、写真も色もない地味な年賀状が大半でした。
20代で結婚した友人が次々に旧姓に戻っていたからです。
さすがに離婚した年だからでしょうか、年賀状に干支の文字がかかれただけの年賀状が多く、年によっては本当に地味でした。
特別に報告している内容でもないので、よく見ないと旧姓に戻ったことがわからないです。
特に婚姻歴が短い人は旧姓で覚えているので見逃してしまいそうになります。

そんな地味な年賀状の中の子供の年賀状は浮いた存在です。
毎年、年賀状のためにわざわざお金をかけて写真をとっているんだろうな、と見ています。
友人が写っていない写真ばかりで、見てもつまらない、というのが本音です。
子供はなんとなく友人ににてはいますが、友人の結婚相手に似ているときは見ても何も感じないからです。
せめて家族写真を送ってくれたら見ごたえがあるのに、と残念です。

幸せ自慢の子供の年賀状とこっそりと離婚した年賀状、あたりまえですが、元旦に同時に届くのでとてもシュールだな、と思っています。
離婚した人の年賀状は、結婚した年の年賀状と見比べると、派手な結婚報告だった人の方が地味になっているな、と感じます。